<2017/6/2 内容を一部修正しました>

前回は横浜通過案を紹介した。今回は横浜停車案を紹介する。

 

<1>概要(平日・横浜停車案)

(運行区間) 東京・平塚間

(車両)    ライナー専用車両・15両編成(うちグリーン車2両)

(座席)    普通車は片側2扉・転換クロスシート

(運行時間) 東京発17:20~23:40まで

(本数)    20分間隔で合計20本

(乗車駅)  東京・品川

(降車駅)  横浜(東京発20時以降)・戸塚・大船・藤沢・辻堂・茅ヶ崎・平塚

(料金)    普通車は400円(ICカードでは390円)

 

<2>詳細

(座席)   普通車は片側2扉デッキ無しの転換クロスシート。グリーン車は平屋のリクライニングシートとする。普通電車2階建て車両に比べて製造費を安く抑えるためである。15両で合計1000席。

(発券方法) 普通車は指定席方式。座席位置はライナー自動券売機にて自動的に振り分ける。ライナー券売機の位置にもよるが原則各号車に均等に振り分ける。横浜降車客用ボタンを押すと横浜降車可能な号車に限定される。グリーン車は普通電車グリーン車と同様に自由席。

(検札方法) 普通車は品川・戸塚間において、車内にて未発売の座席・デッキで立っている人への検札を行う。警備員も配置して検札車掌のすぐ後ろで見守る。本来ライナー券がないと乗車できないのであるが、もしライナー券を持たずに乗車していた場合は300円の割り増し料金を徴収して座席の保証は無い。

(運用本数) 7編成。

(グリーン料金) 普通電車グリーン車と同額(2017年1月現在、事前購入で平日50km未満770円、50km以上980円)

(横浜取扱) 横浜駅では普通車は指定されたドアのみ開き降車のみ扱いとなる。例えば11~15号車が横浜下車可能車両としたならば、そのうち1か所のドアのみ開き、そのドアに駅係員が立って乗車しないようにする。

(その他)  戸塚駅からは普通車はライナー券なしで乗車可能。

(その他)  利用者の多い東京発17時~19時台は横浜で降車取扱しない。20時以降として利便性向上を図るとともにライナーの乗車率をさらに上げる。

(ダイヤ例) 東京20:00発、品川20:08発、

 横浜20:23、戸塚20:34、大船20:39、藤沢20:44、辻堂20:48、茅ヶ崎20:52、平塚20:57着。

 

<3>ライナー投入効果

・東京発17:20~23:40までと幅広い時間帯であり、かつ高頻度の20分間隔運転としており、利用しやすい。また普通車は400円と低料金のため、多くの乗客が利用しやすくなる。20本で20000席(グリーン車含む)の大量快適輸送が実現する。現在のライナー料金は510円(2017年1月現在)のため、値下げとなっている。

 

<4>横浜停車による長所と短所

(1)長所

(利用の多さ) 横浜降車客は非常に多い。非常に多い利用区間へサービスを提供するのは理にかなっている。

(充分な距離) 東京・横浜間は28.8キロであり、普通電車では現在27分程度かかっている。快適輸送サービスが充分成り立つ距離・所要時間である。

(乗車率向上) 夜間・深夜帯におけるライナーの乗車率がさらに高くなり鉄道会社の収入が増える。但し、利用者の多い東京17時~19時台発は横浜には停車しない。

 

(2)短所

(到達時間増加) 横浜停車により、戸塚や戸塚以南の長距離利用者にとっては2分程度到達時間が増加する。

(コスト増) 横浜降車取り扱いによる横浜駅ホームの駅員人件費コストがかかる。

(複雑化) 横浜停車により、横浜降車可能車両を指定することになり、ライナー券売機の画面案内や放送の案内が複雑化してしまうことになる。

(グリーン車の利用率低下の恐れ) グリーン車の利用率が低下するかもしれない。それとも快適輸送の裾野が広がってそれほど低下しないかもしれない。どれだけ影響出るかは実施してみないとわからない。

 

※ まずは横浜通過で様子を見てから実施するのがよいだろう。

※ 次回は他路線の夕方~深夜帯の通勤ライナー投入案を紹介します。東海道本線の朝のラッシュについては後で紹介します。

 

(更新日 2017年2月14日、6月2日)