<2017/6/4 文章を一部修正しました>

中央快速線の通勤ライナーについて紹介する。中央快速線は利用者が非常に多い路線であり、現在の通勤ライナーも乗車率が高い。

 

<1>概要(平日)

(運行区間) 東京・八王子間。

(車両)    特急型車両11~12両編成(あずさ・かいじ車両を使用)

(運行時間) 東京発17:00~23:30まで

(運行本数) 30分間隔で14本。

(乗車駅)  東京・新宿

(降車駅)  立川・八王子

(料金)    普通車500円(ICカードでは490円)、グリーン車は770円とする。

 

<2>詳細

(発券方法) 普通車は指定席方式。座席位置は自動的に振り分ける。グリーン車も指定席方式とする。2017年2月の「中央ライナー」と同様の方式である。

(検札方法) 車内にて未発売の座席・デッキで立っている人への検札を行う警備員も配置して検札車掌のすぐ後ろで見守る。本来ライナー券がないと乗車できないのであるが、もしライナー券を持たずに乗車していた場合は300円の割増料金を徴収して座席の保証は無い。

(運用本数) 4編成

(その他)  立川駅からの乗車はできない。

(ダイヤ例) 東京18:00発、新宿18:15発、立川18:44着、八王子18:55着。

 

<3>ライナー投入効果

・東京発17:00~23:30までと幅広い時間帯であり、かつ30分間隔運転としており利用しやすい。また普通車は500円と、特急型車両である割に低料金のため、多くの乗客が利用しやすくなる。14本で9492席(E257系11両編成の場合・グリーン車含む)の大量快適輸送が実現する。現在のライナー料金は510円(2017年1月現在)のため、10円値下げとなっている。

 

<4>解説

(専用車両でない) 中央線の特急車両は繁忙期で多数活用するため予備が多い。そして特急は車両連結数が11~12両ある。そのため、現在の特急車両の活用でライナーの運転とした。特急車両が充分長い車両を連結していれば、ライナー専用車両を製造するコストがかからない。

(運用区間) 東京・八王子間とした。2017年2月時点での中央線のライナーは、高尾行きや青梅行きが設定されているが、高尾駅ホームの配線状況を考慮して八王子どまりとした。また、運用車両数を抑えるために(東京発の)青梅行きを無くした。

(運行本数) 東海道本線は20分間隔であるが中央快速線が30分間隔とした理由は、中央快速線は特急電車「あずさ」「かいじ」も間に挟むからである。需要が高いため本数を増やしたいところであるが、一般電車の本数も確保しなくてはならないため、バランスを考えて30分間隔とならざるを得ないのである。なおJR東日本は2020年度に一般電車にもグリーン車が2両増結することを発表しており、料金が高いがそれを利用して快適通勤することも可能ではある。

(料金設定) 普通車のライナー料金が500円と他の路線より高いのは、第一にリクライニングできる快適な特急型車両を使用しているからである。第二に現在でも利用率が高いからである。グリーン料金は現在720円(2017年6月現在)であるが、他路線と統一して770円とする。特急車両のグリーン座席のため依然としてお得な料金設定である。

(特急の全車指定化による実質料金値上げ) 現在の特急「あずさ」「かいじ」は全車指定席制をとることとする。もし「スワローあかぎ」「ひたち」「ときわ」と同様の料金を適用すると、特急料金が50km未満で750円となる。現在(2017年1月)の510円に比べて値上がりする。通勤ライナーのほうが安くなり、特急よりも通勤ライナーを選択する乗客が多くなることが予想される。

(青梅方面は?) 東京発の通勤ライナーは八王子行きのため、青梅方面の乗客は立川までの利用となる。または2020年度に導入される一般快速のグリーン車利用となる。また、新宿始発20:30、21:30、22:30を青梅行きライナーとする。

 

(以下写真は、新宿駅10番線ホームでの中央ライナー高尾行き表示と、11番線ホームに写る快速下りを待つ多数の乗車客 2016/6/10撮影)

 

(更新日 2017年2月20日、2017年6月4日)